Case Study
導入事例

株式会社ケーブルワン
株式会社ケーブルワン 様

メーカー

Facilis Technology

導入機器

Facilis Technology HUB 8

Facilis Technology HUB 8

佐賀県武雄市のケーブルテレビ局である株式会社ケーブルワン様 (https://www.cableone.ne.jp/) は、武雄市や杵島郡全域をエリアとする放送、通信サービスを提供している企業です。
同社で元々使用されていたストレージは、経年使用によりネットワーク通信速度の低下や容量不足などの不具合が目立つようになり、そうした問題を解消するため、Facilis Technology製共有ストレージ (以下、Facilis) をご採用いただきました。

株式会社ケーブルワン

イーサネットやファイバーなど、フレキシブルな接続インターフェースを搭載することが可能なFacilisは、通信速度の改善および向上を図るため、10Gbイーサネットポートを2つ実装し、ヘッドエンドに設置しました。これにより、ヘッドエンドと別棟の事務所でそれぞれが10Gbの帯域を使用することができ、2つの拠点からFacilisへのアクセスを独立させることで、ネットワーク通信の干渉を防ぐことができました。また、10GBASE-LRのSFP+モジュールをご採用いただくことで、Facilisから物理的に距離のあるクライアント端末からも遅延のないデータアクセスを実現しております。こうしたネットワーク接続経路の整理により、これまで問題となっていた通信速度のボトルネックを排除することができました。

株式会社ケーブルワン 導入機器 Facilis Technology HUB 8

ヘッドエンドに設置されたFacilis HUB 8

旧ストレージでは慢性的に容量が不足していたため、作業開始前に必ず空き容量を確保する必要がありました。削除できそうなファイルを探し出し、本当に削除していいかを担当者に確認する必要があったため、作業開始が遅れるなどの悪影響が出ていました。
このような容量不足の問題は、Facilisのボリュームを各エディターに2TBずつ割り当てることで解消しました。エディター同士で容量を取り合うことがなく、自分のデータは自分のボリューム内で完結させることができるようになり、作業効率の飛躍的な向上につながりました。仮に容量が不足してしまった場合でも、管理者に容量アップを依頼し、許可の下りたボリュームだけ容量を追加する、という申請・承認フローを取ることが可能になりました。

「共有ストレージのリプレイスを考えるうえで、通信速度のアップや容量不足の解消はマストでした。またコロナ禍の今、感染対策で放送部が2か所に分かれての業務体系のため、同じストレージに複数の拠点からでも速度低下などの影響を受けずにアクセスができ、編集可能な環境が整ったことはよかったと思います。今後は本社内だけではなく、緊急時には数十キロ離れた営業所からも同じネットワークから接続し、編集できるような環境を整えていければと考えています。」と、ご担当者様よりコメントをいただきました。