Blackmagic Design

オーストラリアのメルボルンに本社を置く映像機器メーカーです。
2009年にDaVinci Systems社を買収し、カラーコレクションにDI、映像編集システムを組み込みDaVinci Resolveを発売しました。

DaVinci Resolve

DaVinci Resolve

Blackmagic DesignのDaVinci Resolveは、プロフェッショナルな編集、カラー、エフェクトを搭載した統合型ポストプロダクション向けソフトウェアです。
DaVinci Resolveは複数のページに分かれており、各ページに特定のタスク専用のワークスペースとツールがあります。編集はカットページとエディットページ、VFXとモーショングラフィックスはFusionページ、カラーコレクションはカラーページ、オーディオはFairlightページ、メディア管理と書き出しはメディアページとデリバーページで実行できます。これらのタスクはワンクリックで切り替えられます。

Edit

エディットページは、世界最先端のプロ仕様ノンリニアエディターです。親しみやすいトラックレイアウトとデュアルモニターデザイン、従来通りのワークフローで作業できるので、初心者でも使いやすく、プロエディター向けのパワーも兼ね備えています。劇場映画やテレビ番組、配信、CM、ドキュメンタリーなど、規模の大きいプロジェクトに最適です。エディットページは、ドラッグ&ドロップ編集、コンテクスト・センシティブ(状況依存型)の自動トリムツール、完全カスタマイズ可能なキーボードショートカットに対応しており、スピーディな作業が可能。ライブラリから豊富なタイトル、トランジション、エフェクトを追加してアニメートできます。メディア管理およびタイムライン管理ツールもフル装備しています。

Cut

カットページは、締め切りが厳しく、急いで作業する必要があるプロジェクトに最適です。また、ドキュメンタリーの編集にも適しています。カットページは能率化されたインターフェースで覚えやすく、すばやい操作を目的としてデザインされています。ソーステープ、デュアルタイムライン、ファストレビュー、スマート編集ツールなどの機能が、これまで以上にスピーディな作業をサポート。同期ビンとソース上書きツールは、マルチカムプログラムの編集において最速の方法であり、完璧に同期したカットアウェイを簡単に作成できます。カットページの機能はすべてアクションベースなので、各クリックが何らかの処理を実行します。つまり、コマンド探しに時間をかけず、編集作業そのものにより多くの時間を費やせます。また、スケーリング可能なインターフェースは持ち運んでの使用に最適です。

Fusion

Fusionページを使用すると、シネマライクなVFXや放送品質のモーショングラフィックスを、すべてDaVinci Resolve内で作成できます。Fusionのノードベースのワークフローにより、洗練されたエフェクトやアニメーションの作成が、レイヤーベースの作業と比べてより高速かつ簡単になります。VFXおよびモーショングラフィックス用に搭載された数百種類の2D&3Dツールや、高度なアニメーションカーブやキーフレームエディターを使用して、驚くほど自然でリアルなアニメーションを作成可能。Fusionは、各種トラッカー(ポイント、平面、3Dカメラ)から、写真のようにリアルな合成や驚異的なアニメーションタイトルを作成できるロトスコープおよびキーイングツール、3Dパーティクルまで、あらゆる機能を搭載しています。

Color

DaVinci Resolveのカラーページは、ハリウッドで最も高度なカラーコレクターであり、ハイエンドの劇場フィルムやテレビ番組のフィニッシングにおいて、他のあらゆるシステムより多く使用されています。使い勝手の良い機能は、新規ユーザーでもすぐに素晴らしい結果を得られ、同時に高度なツールを学び続けられるようデザインされています。例えば、新しいプライマリーコントロールスライダーは、イメージ編集ソフトウェアの経験があれば誰でも分かるものであり、コントラストや色温度、ミッドトーンディテール、彩度などの設定を簡単に調整できます。カラーページは、Power Windows™、クオリファイアー、トラッキング、高度なHDRグレーディングツールなど、極めて幅広いプライマリーおよびセカンダリーカラーグレーディング機能を搭載しています。

Fairlight

Fairlightページは、オーディオポストプロダクション用のプロ仕様ツールを数百種類以上搭載。これは、プロが使用するDAW(デジタルオーディオワークステーション)が、編集・カラー用のシステムに統合されたようなものです。親しみやすいキーボードベースの編集ツールは、他のシステムからFairlightに移行したばかりのユーザーに対しても、極めてスピーディな作業をサポート。驚異的なFairlight Audio Coreによって、最大2000トラックにリアルタイムのエフェクト、EQ、ダイナミクス処理を適用して同時に扱うことができます。サンプル単位の編集ツール、高度なADRおよびフォーリーのほか、リバーブやディエッサー、ハム除去などのFairlightFXも搭載。ミックスやマスタリングは、ステレオ、5.1、7.1に加え、最新のイマーシブ3Dオーディオにも対応しており、すべて同じプロジェクト内で実行できます。

Blackmagic Cloudコラボレーション

DaVinci Resolveは、ひとつのプロジェクトで全員が同時に作業できる、世界唯一の完結型ポストプロダクション・ソリューションです。従来のポストプロダクションは、各アーティストが次のアーティストに引き継ぐ直線的なワークフローでしたが、エラーが多く、各段階を把握するための変更履歴も膨大でした。DaVinci Resolveのコラボレーションでは、各アーティストが同じプロジェクトで、それぞれ専用のページで必要なツールを使って作業できます。Blackmagic Cloudを使用することで、エディター、カラリスト、VFXアーティスト、アニメーター、サウンドエンジニアたちが世界中のどこからでも同時に作業できます。それぞれの変更を互いにチェックできるので、何時間もかかるタイムラインの再コンフォームは不要です。

Blackmagic Cloudではワークフローのコントロールが可能で、月々の使用量に応じて課金されます。

Blackmagic Cloud ID

Blackmagic Cloud IDの作成は簡単かつ無料です。DaVinci Resolveプロジェクトマネージャーでクラウドアイコンをクリックするだけで、Blackmagic Cloudウェブサイトに移動できます。Blackmagic Designウェブサイトのクラウドアイコンも使用できます。

Dropboxを使用してメディアを同期

コラボレーターたちとのメディア共有は、Dropboxなどのメディア共有ツールでも可能です。複数コンピューター間でメディアを同期するよう選択するだけで、全員がプロジェクトのローカルコピーですばやく作業できます。プロジェクトで作業する全員が、他者が加えた変更を自動的に表示できます。Dropboxに加えられた新しいファイルは、自動的に同期されてプロジェクト内に表示されます。

Blackmagic Proxy Generator

Blackmagic Proxy Generatorは、Davinci Resolveで無償で提供され、カメラオリジナルから自動的にプロキシを作成します。プロキシのサイズおよび種類をH.264、H.265、ProResから選択し、1つまたは複数のフォルダーをウォッチフォルダーとして選択します。オリジナルメディアを入れると、それがファイルツリー内であっても、プロキシが生成されてサブフォルダーに保存されます。これらのプロキシは、DaVinci Resolveが自動的にオリジナルメディアにリンクします。プロキシフォルダーには、オーディオファイルやイメージファイルなど、カメラオリジナル以外のあらゆるものが含まれます。オフライン作業用にプロキシを抽出してDropboxで共有することも可能です。