Case Study
導入事例
株式会社MAPPA 様 (https://www.mappa.co.jp/) は、主にテレビシリーズ・映画を中心に、制作管理・演出・作画・CG・著作権管理までアニメーションに関わる制作業務を一手に引き受けていらっしゃるアニメスタジオです。
共有サーバー導入のきっかけは、同社にて新たにオフライン編集室を作ろうというトップダウンによる構想でした。機材選定調査のため、その年のInter BEEにて弊社ブースにお立ち寄りいただき、Facilisを含めた2つのメーカーの製品をご紹介。展示会後に弊社にて実機を使用したデモを実施しました。
他社製品と比較して、共有サーバーとしての機能を満たしていることはもちろんのこと、シンプルで分かりやすい GUIと設定を気に入っていただき、Facilisをご選択いただきました。
編集室1のオフライン編集機
オフライン編集機はAvid Media ComposerでメインPCを2台。それぞれバックアップ用としてサブPCも用意して運用されています。新しい編集室の設立前は同じ部屋で2台体制での運用でしたが、2作品を平行で作業しているときは、それなりにデータの移行や作業進行に問題を抱えていたそうです。いまでは編集室1と2を分けて、フロア中心に位置するマシンルームにFacilisを設置。メインPCはそれぞれイーサネットスイッチを経由せずに10GbEでFacilisに直結しています。このように限られたクライアント台数であれば、スイッチを経由することなくダイレクトにデータへアクセスすることができ、それがコストと故障リスクを減らせるFacilisストレージの特徴の一つになります。
『社内だけではなく、外部からの編集マンも来て使用することが多々あるため、複雑で細かい設定などがあるサーバーはどうしてもNG。編集PCにはAvid以外にPremiereとDaVinciも入っているので、汎用性が高く安定動作をするものが必要でした。コロナ禍も重なり、新しい編集室をオープンしてからFacilisをすぐに本格稼働という訳にはいきませんでしたが、今では当初想定していたフル稼働率に近い状態となっています。導入当初に運用に関する質問をさせていただき、ユーザーアカウント単位のアクセス権限の設定や自動アンマウント機能などを追加設定してもらいました。お陰様で現在まで大きな問題も起きておらず安定しています。』
セキュリティも踏まえ施錠付き小型ラックに納められたFacilis 8
期末でご多忙のなか、今回の取材に快くご対応いただきましたCGI部 寶藏様・相原様に感謝いたします。今後ともFacilis Technologyと弊社をよろしくお願いいたします！