Case Study
導入事例
株式会社リアル・ティ様 (real-t.co.jp) は、日本を代表するTV・映画アニメのオフライン編集を中心に作業されているポストプロダクションです。
編集作業にはAvid Media Composerを使用されており、6部屋ある編集室にて9名のEditorの方々が作業をされています。プレビュー設備などが編集室によっては異なるため、各エディター固定にせず編集用共有ストレージを使用されています。ストレージはメーカー創立2003年、弊社が国内代理店を始めた当初の2006年からFacilis Technology社のTerraBlock 24Dをご採用いただき、今回ご導入いただきました最新のHUB 24 96TB x 2式でなんと3世代目となります。
今回は2世代目ご導入時に敷設していましたクライアント接続用8Gbファイバーチャンネル(FC)のスイッチ/ケーブル/HBAをそのまま有効活用しています。HUB 24サーバ側は8Gbと下位互換性がある16Gb FCがインストールされていますので、将来的に4K対応編集マシンなどをご導入されたときにはサーバとクライアントを16Gb FCを直接接続すれば、新たにスイッチなどを追加購入することなく高帯域が必要な編集作業に対応できます。
TerraBlock 24DはHDDが24個搭載された5U筐体でしたが、新しいHUB 24は同じくHDD 24個搭載でも4Uとなっており、ラック内の省スペース化に貢献しています。また、冗長含めた電源ユニットも3個から2個に削減、サーバのアイドルとアクティブ時の消費電力も以前のモデルと比べて大幅に減少しており、省エネルギー化しています。
「今回設備したHUB 24はサーバのCPUやRAID部品といったハードウェアのスペックが旧モデルより高速化していることもありますが、最新のソフトウェアであるFacilis Version 8は以前と比較にならないほどボリュームのマウントとアンマウントがスムーズです」とシステムご担当の新見様よりコメントを頂戴いたしました。