Case Study
導入事例

テレビせとうち株式会社 様

メーカー

Avid

導入機器

JNEWS / Media Composer

Avid

テレビせとうち株式会社様 (https://www.webtsc.com) は、岡山県・香川県を放送対象地域としたテレビ東京系列の地上波テレビ放送局です。
AvidのJNEWS、Media Composerをご採用いただきました。

手作業に頼っていた報道ワークフローからの転換

Avid JNEWS / Media Composer導入がもたらした現場の変化

放送局の報道現場では、長年続いてきたワークフローが人的な経験や暗黙の了解に支えられてきた側面も少なくない。テレビせとうち様では、そうした課題意識を背景に、Avid社のJNEWSおよびMedia Composerの導入を段階的に進めてきた。

テレビせとうち株式会社 編成技術局 参与 技術担当 髙田 肇 様

テレビせとうち株式会社
編成技術局 参与
技術担当
髙田 肇 様

導入前:手作業と経験に支えられていた日常業務

髙田様:Japrsを使って、取材項目を作って、原稿を書いて、報道素材としてアーカイブする。当時は、その一連の流れがすべて手作業でした。原稿は記者、映像はカメラマン、という分業がはっきりしていて、記者がノンリニア編集機に触らないことも多かったですね。土日になると、外部のフリーのカメラマンが取材を担当することもあります。その場合、入力作業まで手が回らないこともありました。
また、手入力なので、ミスが起きることもありました。ただ、ベテラン勢がチェックしてフォローしてくれていて、報道の中で何とか完結していた、という感じです。でも、そのベテランの人たちが定年などで辞めていく。それまでのシステム運用やワークフローが、だんだん継承できなくなってきたんです。

導入検討:JNEWSとMedia Composer

髙田様:そのような環境だったので、取材の起案からアーカイブまで、一貫して管理できるシステマティックなものはないだろうか、そう思ってICSに相談したところ2021年にJNEWSを紹介してもらいました。うちの会社のような環境には、これしかないな、という印象でした。報道用の編集ソフトは別メーカーのものを使っていましたが、ちょうどサポート終了のタイミングでもありました。
制作部では2015年頃からMedia Composerを使っていました。外部のプロダクションや代理店もMacを使っている人が多くて、MacベースのMedia Composerを選びました。そのときにPro Toolsとビデオサテライトも同時に導入しています。制作と報道で、同じ編集ソフトを使った方がいいのでは、という考えもありまして、そうした流れで、JNEWSとMedia Composerの導入を決めました。

導入第1期(2023年3月):インジェストとプレビュー環境

JNEWS導入第1期では、回線収録(CAPI)とファイルインジェスト機能を整備した。

若狭様:インジェスターでの取り込みは、取材から帰ってきてインジェスト端末で取り込みだけ走らせて、その間に別の作業をしたり、休憩したりしていました。これによって時間を有効に使えるようになったと思います。
髙田様:インジェストした素材を、MediaCentralで記者のデスクの端末からブラウザでプレビューできるようになりました。それまでは編集機の台数が少なくて、編集する人と原稿を書く人で、編集機の取り合いみたいな状態になることもありました。自分の端末で素材を確認できるようになったことで、環境はかなり改善されました。

テレビせとうち株式会社 編成技術局 技術部 若狭 裕子 様

編成技術局 技術部
若狭 裕子 様

テレビせとうち株式会社

Media Composerへの移行時の反応

髙田様:以前の編集ソフトをずっと使っていたスタッフは、やはり使い勝手の違いに苦労していたと思います。一方で、Media Composerから始めた人は、特に問題なく使えていました。
当時は画面の横に簡単な手順書を置いて対応しました。導入時から今まで、Media Composerの使い方をはじめとしてICSのサポート体制は本当に充実していて、とてもありがたいと思っています。

導入第2期(2024年12月):Japrs連携の効果

髙田様:第2期でJaprsとの連携ができるようになりましたが、現場から特に大きな問題が上がることはありませんでした。
若狭様:1期のときは、何も選択せずにインジェストしていましたが、2期からは取材予定やチェックイン先を選ぶ必要がありました。最初はそこに戸惑う人もいましたが、ICSがマニュアルを作ってくださって、今は全く問題なく使えています。
髙田様:取材項目で取材したものが、そのままアーカイブに素材として残って、検索すれば出てくる。これは一番大きな成果だと思っています。以前は情報が手入力だったので、入力されていない場合の責任の所在が曖昧でした。当日のデスクなのか、記者なのか、カメラマンなのか。誰が責任を持つのかが、現場任せになっていたんです。連携できるようになってからは、報道デスクの責任の中で管理するようになりました。これも大きな変化ですね。
また、取材当日に項目に紐づけて登録するので、どの項目の素材かわからなくなることもありませんし、素材が行方不明になることもなくなりました。項目表に登録しておけば、ストレートニュースも番組のコーナーも、全部アーカイブに入ります。それをいちいち考えなくてよくなったのは大きいです。
また制作部では今年3月にWindows版Media Composerと、最新のMacのPro Toolsも同時に導入しました。現在は制作用のMedia Composerが7式で、制作も報道もAvid NEXISサーバーを使ってデータのやり取りができるようになっています。

テレビせとうち株式会社 編成技術局 技術部 若狭 裕子 様

今後の課題

髙田様:今後の課題としては、アーカイブですね。現在はXDCAMに保存していますが、遠くない将来、別のメディアに移行しなければならないと考えています。様々な選択肢はありますが、大容量のNASや、高速なテープバックアップなど、そういったシステムになっていくのではないかと思っています。

お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。