Venera Technologies社
新機能「Ref-Q」について
Venera Technologiesは、同社のネイティブクラウドQCツール「Quasar」に新機能「Ref-Q」が利用可能になったことを発表しました。この機能は、元ファイルと変換後ファイルの画質評価の自動比較を可能とし、プレビュー作業の省力化、コスト削減に貢献します。
多くの場合、さまざまなビジネスニーズや流通市場に対応するために、1つのメディアファイルを複数の目的別の異なるコンテンツファイルに変換する必要があります。 マスターファイルをトランスコードするこのプロセスは、ビデオのドロップアウトやコンテンツ品質の大幅な低下などの意図しない問題を引き起こす可能性があります。 その結果、オペレーターは変換後の各バージョンを注意深く監視して、新しいバージョンごとに違いが生じないようにする必要があります。 同社のネイティブクラウドQCツール「Quasar」に実装されたRef-Q機能は、オペレーターがこの比較検証作業を自動化する手段を提供し、確認時間の短縮と評価精度を高めます。 Quasarは、マスター/参照ファイル(変換前)内の対応するフレームとは異なるテストファイル(変換後)からのフレームを識別する詳細なレポートを生成します。
多くのメディアファイルが世界中に配布されているため、各地域ごとのローカライズ版が作成され、英語の記号やテキストを含むフレームがローカル言語の同様のフレームに置き換えられます。 スタジオやその他のメディア企業は、そのようなテキストメッセージのフレームをすべて抽出し、ローカライズされたバージョンと比較する自動化された方法を必要としてきました。 いままでは手動で行われてきたこのプロセスは、Ref-Qによりマスターと変換後の違いをフレームごとに把握することが可能になり、自動化された費用対効果の高い画質評価システム構築を実現します。
「ネイティブクラウドのQuasar QCソリューションに「Ref-Q」が導入されたことで、お客様から要求されたこの要件に対応できるようになりました。 「Ref-Q」は、比較参照ベースのQCの自動化と迅速化に大きなプラスの影響を与え、コスト削減と精度の向上につながると確信しています」と、VeneraTechnologiesの事業開発担当SVPであるFereidoon Khosravi氏は述べています。