Case Study
導入事例

株式会社テレビ岩手 様

メーカー

メディアプラス

導入機器

CERCA

CERCA

株式会社テレビ岩手様(https://www.tvi.jp/)は、岩手県を放送対象地域とする日本テレビ系列の地上波テレビ放送局です。
アーカイブシステムCERCAをご採用いただきました。

メディアに縛られない「柔軟なアーカイブシステム」への転換

2024年5月、テレビ岩手様は、長年運用してきたアーカイブシステムを刷新し、新たにCERCAを導入しました。その経緯やそれによる変化、今後の展望などについて現場の声を交えて詳しく伺いました。

株式会社テレビ岩手 様

導入の背景:10年運用のシステムが終了へ

宮本様:既設アーカイブシステムを10年弱運用していました。更新のタイミングを迎えていたのですが、既設アーカイブシステムは終息となり、サポートも終わってしまうということで、別のものを早急に検討せざるを得ない状況でした。

株式会社テレビ岩手 様 報道制作局 報道部 柏崎 孝市 様(写真右) 技術局 技術部 主査 兼 メディア開発部 主査 宮本 晋作 様(写真左)

報道制作局 報道部
柏崎 孝市 様(写真右)
技術局 技術部 主査 兼 メディア開発部 主査
宮本 晋作 様(写真左)

なぜ「CERCA」だったのか:柔軟性とリスク管理の両立

宮本様:決め手は、「柔軟性」ですね。他社のシステムも検討しましたが、そのシステムは記録メディアがLTOに限られていました。CERCAだとNASでもいいし、LTOでもいいし、あるいはクラウドでもいいということで、将来的な拡張性があり、状況に応じてメディアを選べる点に魅力を感じました。
また、他社製では、素材管理システムの中にアーカイブ機能が組み込まれているものもありました。しかし、そうなると操作ミスで、アーカイブ用の白素材を誤ってオンエア系に送ってしまうリスクがあるのではないかという意見が出たんです。便利ゆえのヒューマンエラーが怖い。それよりも、あえてアーカイブシステムは独立させて分けた方がいいのではないか、と考えました。
柏崎様:運用する側としても、他社のシステムは若干操作が複雑に感じられました。我々が求めていたのは、普段使いでの操作性や分かりやすさでした。その点でも、システムから独立したCERCAの方が現場に合っていると感じました。

Webブラウザで誰でもアクセスできる利便性

宮本様:CERCAはネットワークに繋がっていれば、社内のどの端末からでもWebブラウザでログインして、素材の検索やリトリーブのリクエストができます。他社のシステムだと、端末1台ごとにライセンスを紐付けて管理する必要がありました。人事異動の際はその人が使っているパソコンも一緒に移動するので、その度にライセンスを付け替えるといった手間が発生してしまいます。保守の面で少々面倒だなと感じました。
柏崎様:現場で聞くと、今作業している編集端末からいつでもログインしてリトリーブできるというのはとても便利だという意見が多かったです。
宮本様:将来的に利用範囲を全社に広げたいとなった時も、アドレスとアカウントを教えるだけで済みます。拡張性の面でもこの仕様はありがたいですね。

移行のプロセス:3~4日でのスピード導入と技術的サポート

宮本様:以前のシステムで管理していたデータと、CERCAをうまく紐付けられるかが不安でした。しかし、そこはメディアプラスとICSにしっかりサポートしていただきました。こちらからデータのリストを提供し、CERCA用に変換して取り込んでいただきました。実質3~4日という短期間で、過去の素材もすぐ検索できる状態になりました。
移行作業中には、古いプロキシ映像が最新のブラウザで正常に再生できないという問題がありましたが、それも含めすぐに対応してくださり、スムーズに移行できました。

導入後の効果:現場を変えた「ニュース情報システム連携」と「自席での高速リトリーブ」

柏崎様:日本テレビ系列で採用しているニュース情報システムの取材予定や放送予定の項目と、CERCA上の素材をワンクリックで紐付けられるようになったのがすごくいいですね。これまでは両方のアプリを開いて、項目をコピー&ペーストして、という作業をしていましたが、今は情報のリンクが自動で行われるので、かなり簡単になりました。
宮本様:この連携は、日本テレビ系列の局として初の試みでした。まだ実績がない中でメディアプラスとICSにサポートしていただいたことで 、スムーズに連携をとって運用できていると思います。
柏崎様:現場で一番好評なのは、「編集端末で作業しながら、その場ですぐにリトリーブできる」ことです。以前はライブラリリストを手に、棚のある部屋まで移動してディスクを取りに行っていました。
宮本様:CERCA導入以降の素材は全て60TBのNASに入っているので、すぐに素材が手元に届きます。LTOはバックアップとして使っていますが、今のところLTOから取り出す作業は必要ありません。
柏崎様:リトリーブは、報道、制作共にほぼ毎日行っているので、非常に効率があがっています。

株式会社テレビ岩手 様

株式会社テレビ岩手 様

ICSのサポート体制:早いレスポンスが生む安心感

宮本様:困った時のレスポンスが本当に早くて、非常に助かっています。連絡をするとすぐ対応していただいています。またこちらの「こういう風にしてほしい」という要望に対してカスタマイズもしてもらっています。運用する側としては非常にありがたいですね。
柏崎様:運用する側からのお願いとして、現場には多くの人間がいるわけではないので、できるだけシンプルに運用したいとお伝えしています。その辺りも考慮した上で様々なカスタマイズをしていただいていて、それも使いやすさに繋がっています。

今後の展望:シンプルさを守りながらの進化

柏崎様:システムは安定して稼働しています。細かい要望はあり、より使いやすくするための改善は今後もお願いしたいと思っていますが、あまりシステムを複雑化させたくはないです。今のシンプルで誰でも使える良さを維持したまま、進化していければ理想的です。また、NASの容量にはまだ余裕があるので、CERCA導入以前の大量のXDCAMメディアを少しずつNASへ取り込んでいくことも検討しています。

お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

株式会社テレビ岩手 様