Case Study
導入事例
株式会社キング関口台スタジオ 様
メーカー/導入機器
Facilis Technology / TerraBlock 24D 96TB × 4式、8D 32TB × 1式, 24EX 24TB × 1式 ※リンク先は後継モデル HUB共有ストレージとなります。
Venera Technologies / Pulsar
IHSE / Draco Tera Compact スイッチ K480-48C, L493-1PEC, R493-1PEC ※リンク先は後継モデルDraco Tera Flex 480シリーズとなります。
キング関口台スタジオ様は都内随一オーケストラサイズのレコーディングスタジオを有すると同時に、江戸川橋スタジオにてTV・配信ドラマを中心とした映像編集、DVD・Blu-rayオーサリング、アーカイブサービス作業も行っています。
プロオーディオ・ビデオどちらのデータもFacilis Technologyを共有ストレージとして使い続けて頂いている国内最長寿TerraBlockユーザーです。本体やディスクのモデルチェンジ・老朽化の際にも、旧モデルを下取りできるトレードインプログラムを活用して長く愛用して頂いています。
関口台スタジオでのMA作業においては、TerraBlockは帯域を落とすことなくリード/ライトできるため重宝されています。ファイル数が膨大なオーディオファイルは、ビデオほどデータ容量はかさ張らないものの、小刻みにアクセスIOを繰り返すために得意ではないストレージが存在しますが、TerraBlockはスムーズに動作します。
関口台スタジオ
TerraBlock 8Dと24EX
ビデオが中心の江戸川橋スタジオでは、3式のTerraBlockを計15クライアントで共有しています。編集でEdit 1~4の4部屋で Avid DS、Media Composerに加えてApple Final Cut Proなどを使用されていますが、FCP7が必要なため歴代のMac OSに対応しているTerraBlockは重要な役割を担っています。
Blu-rayオーサリングでは、HD非圧縮でのキャプチャが必要でしたが、ドロップフレームを発生させる事なく安定して400MB/sec弱の帯域を稼働できるTerraBlockが可能にしています。要広帯域なキャプチャとエンコードクライアントはファイバー接続、エンコード後のオーサリング、字幕、オーディオ系クライアントはギガビットイーサネット接続、とクライアント用途別に接続を切り替えてコスト削減できるのもTerraBlockの魅力です。
江戸川橋スタジオ
編集用TerraBlock 24D 96TBx3式
江戸川橋スタジオ
オーサリング用 TerraBlock 24D 96TB
TerraBlockと合わせて江戸川橋スタジオではIHSE Draco Tera Compactスイッチもご採用頂いており、10台のCPUを複数の部屋から自由に選択、操作ができるようになっております。デュアルリンク解像度でありながらKVM切換時にモニターに黒味が発生しないので、複数PCを使用した編集業務において作業効率を飛躍的に向上させています。別フロアからもCPUへのアクセスが可能になっているので、人間のフロア移動も最小限に抑えることができています。
IHSE Draco Tera Compactスイッチ 48ポートモデル
各ノンリニア編集機に接続している
IHSE CPUユニット
革新的なビデオ圧縮コーデックであるLiciを採用したDraco Vario Ultra シリーズをご使用頂いており、画質や操作性を犠牲にすることなく高解像度ビデオ伝送を実現し、日々のコンテンツ制作業務のインフラを支えております。過去に他社製KVMで悩まされたキーボードマウスの認識不良やファンノイズなどのトラブルも、Draco Vario Ultraシリーズに切り替えたあとは発生することがなくなり、より安定したKVMシステムへ更新することができました。
また、ハードウェアだけではなく、ファイルベースQCソフトウェアであるVenera Technologies社Pulsarもご利用頂いています。
特に配信用ドラマ向けに海外より素材ファイルが入稿されてきた際に、国内放送向けフォーマットになっているか今まではマンパワーで1ファイルずつ確認していました。Pulsarをご導入してからは、入稿されてきたファイルをトランスコード後にウォッチフォルダへ都度放り込み、コーデック・コンテナ・フレームレート・解像度をチェック、OK/NGフォルダへ振り分けられる工程を自動化する事ができました。
取材にご協力頂きました管理統括 高橋部長(左)と経営企画 大野部長
お忙しいところお付き合い頂きまして誠に有難うございました!