防衛産業向けKVMシステム
最高レベルのセキュリティを確保しながらミッションクリティカルな運用を実現するために

防衛の分野において、秘匿性の高い情報を取り扱う場合、最も重要視されるのがセキュリティ性です。
現代の防衛産業におけるITインフラに迫る脅威は日々増大しており、USBポートからの単純なデータ盗難から高度なハッキングまで、その範囲は多岐に渡ります。
機密性の高い情報を取り扱う重要なサーバーを、セキュリティの観点からサーバールームに収容しアクセスできる人間を限定することは非常に有効な手段ではあります。
しかし、オペレーターが実際に作業をする居室と、サーバールーム間で、USB、映像、音声の双方向通信を遠隔で行うことは、防衛のITインフラにおいては不正アクセスの絶好の機会となり得ます。

IHSEのKVMシステムは一般的なIPのプロトコルを使用せず、非IPの独自プロトコル及び、独自開発の圧縮技術を採用しています。
そのため、KVMのUSB、映像、音声の信号はネットワークから隔絶された環境で通信を行い、不正アクセスに対するリスクを最大限まで避けることが可能です。
さらに、KVMエクステンダーには、防衛産業における最高レベルの認証であるNIAP PP4.0、ISO/IEC 15408 CC EAL4+に準拠したモデルをラインナップしており、情報保護の安全性を保証します。

High Security Command and Control Center

防衛機関では、セキュリティ性が最も重要視されます。
各KVMエクステンダーはファイバーケーブルで接続することも可能なため、情報の安全性を最大限まで確保し、不正アクセスや盗聴などの脅威を回避することができます。
また、ユーザーアクセスなどの設定を詳細に設定できるため、複数のユーザーからのアクセスと高セキュリティの両立が求められる防衛機関への最適なソリューションとなっています。

Government organisations and facilities

Draco KVMシリーズは、運用の安定性や信頼性の観点から、防衛機関だけでなく、航空、船舶、交通、放送など様ミッションクリティカルな運用が要求される様々な分野での採用実績があります。

Meeting standards

Draco KVMシリーズでは、TEMPEST認証モデルもラインナップしており、NATO SDIP-27 Level B/Zone 1の基準をクリアしています。

NATO 航空指令センターでの導入事例

NATOの航空指令センター4台の大型KVMマトリクススイッチが導入されており、テロなどの脅威から国家の安全保障を守るために、24時間365日稼働しています。
約200台のコンピューターはKVMマトリクススイッチに集約されており、統合的に制御することが可能です。
そのため、オペレーターが見ている画面、瞬時にPCの画面を大型スクリーンなどに俊二に出力し、共有することも可能となります。

遅延のない操作性、指示の取りこぼしがないこと、無制限にKVMマトリクススイッチを拡張できることは管理者の正確にオペレーションで迅速なオペレーションを可能にします。
現代の防衛機関では、僅かの遅延も許されません。

Manuel Kirchesch, Project Manager

CC EAL4+ 認証KVMエクステンダー
Draco Vario KVMA Isolated Secureシリーズ

CC EAL4+ 認証KVMエクステンダー Draco Vario KVMA Isolated Secureシリーズ

IHSE社のKVM Dracoシリーズでは、CC ELA4認証のKVMエクステンダーをラインナップしております。
最大の特徴として、Draco Vario Isolated Secureシリーズは、通常のDraco Varioシリーズと同一のシステムで混在が可能なため、システム環境全てではなく、必要な箇所だけを高セキュリティ環境に対応させることで、コストパフォーマンスにも優れています。

また、IHSEのKVMマトリクスには2段階認証ログインのシステムも導入されているため、外部の人間に情報が漏洩することを物理的に防ぐことが可能です。

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