Case Study
導入事例

長崎放送株式会社 様

メーカー

IHSE

導入機器

MTXスイッチ:K480-C32
CPUユニット 15式
CONユニット 10式

MTXスイッチ:K480-C32

長崎放送株式会社様では、2021年11月に完成した新社屋テレビマスターにおいて、TBSテレビ様を始め、系列の複数局様でご採用頂いているIHSE Draco KVMシステムを導入して頂きました。

MD卓

MD卓

監視卓の背後に配置されたMD卓には4式のConsoleユニット(レシーバー)を配備。DS端末(シュミレーター端末を含む)、データ放送、気象関連端末のリアルタイムで遅延のない操作を実現し、さらに統合バンク監視端末のモニタリングにも対応し、一人の担当者が監視卓を中心として、必要な端末をシームレスに切り替えながら自由にオペレーションすることを可能にしています。

モニターラック

モニターラック

監視卓

監視卓

また、隣接するモニターラックにも4式のConsoleユニットを配備し、マスターテロップ操作端末・速報端末・気象関連端末・L字送出機などの操作を可能にしています。

監視卓の右側では、TS監視・DS2端末・SNGブッキング表示端末・サテライト中継局監視端末・気象関連端末などを、必要に応じて選択、運用できるよう設計されています。

このように、従来各所に点在していた端末をIHSE Draco KVMシステムで統合する事により、1つの場所に居ながらにして複数端末のスムーズで安定した運用が可能となりました。
アラーム音や通知音などの音声モニタリングには、IHSEならではのモジュラー構造の延長機に、アナログオーディオオプションを追加することで対応しています。

安定性と操作性に優れた非IP-KVM であるIHSEのKVMシステムは、一般的なIP-KVMとは異なり、KVMシステム管理用の専用サーバの構築を必要とせず、MTXスイッチが全ての情報を管理します。このため、万が一MTXスイッチに障害が発生した場合を想定し、有事の際には、MTXスイッチの前段でCPUユニットとConsoleユニットを直結することで重篤なトラブルを回避できるようシステム設計されています。これによりMTXスイッチの障害という緊急時にも迅速な対応が可能なため、本線系のDS2端末や気象OA機もKVMシステムに接続されています。

長崎放送 ご担当者様のコメント
「マスター更新のタイミングでIHSE社のKVMを導入することができました。導入によって、運用のバリエーションが大きく広がりました。LANケーブルを伸ばすことで場所の移動も簡単になることから、運用上も便利になり、効率化につながっています。今後もマスター業務に活用していきたいと考えています。」

システム構成図