Editing Support BOX
エディティングサポートボックス
編集システム構築の経験豊富な伊藤忠ケーブルシステムへご相談ください
プロジェクト終了後のHDDお掃除方法
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編集が終わった後、「もしかしたら直しが来るかもしれない・・・」と、メディアを全て残しておきたい気持ちがあるかとは思いますが、全て残しておくと、次のプロジェクトをはじめるとき、貴重なHDDの容量が足りなくなってしまい、仕事ができないという状況に陥ってしまうかもしれません。
必要のないデータのみを探して削除するというのは手動では大変だと思いますが、以下に簡単にできる方法を二つ紹介します。
方法①
マスターのシーケンスで未使用のメディアのみを呼び出して削除する方法です。
シーケンスに全く使用していないクリップのみが検索されて表示されます。
(1)ブラウザ上でマスターのシーケンスを選択し、「編集」メニュー>「検索」を選択。
(2)複製した項目が参照しているメディアを「移動する」を選択する
(3)検索結果が表示されたら、中にあるクリップを全て選択(command+A)し、
右クリック>「オフラインにする」を選択
(4)「ディスクから削除する」にチェックをし、「OK」ボタンを押すと、
完全に未使用メディアが削除されます。
※これでも空きが足りない場合は、レンダリングデータをとりあえず消去しましょう。
必要になったらもう一度レンダリングを頑張ってください。
レンダリングデータの保存場所がわからない場合は、
「FinalCutPro」メニュー>「システム設定」を開くと、ビデオレンダリングデータの保存先が確認できます。
方法②
メディアマネージャーを使用する方法を紹介します。
方法①では、例えば1時間のクリップのうち、3秒だけシーケンスに使用したクリップは検索には引っかからず、1時間分のデータとして残ってしまいます。
本当に必要な部分だけを残すには、メディアマネージャーが有効です。
メディアマネージャーを用いると、シーケンスに使用した部分だけをコピーして、元のメディアは削除してくれます。どこにメディアを保存したか忘れてしまった場合でも、あちこちに保存してしまい管理が大変になってしまった場合でも、この方法を習得すれば、メディア管理が楽になると思います。
注意:メディアマネージャーを使用する場合は、プロジェクト名やビン名、クリップ名などを英数半角文字にしておく必要があります。日本語などを使用している場合、うまく動作しないことがありますのでご注意下さい。
(1)保存しておきたいシーケンスをブラウザ上で右クリック >メディアマネージャーを選択
(2)複製した項目が参照しているメディアを「移動する」を選択する
(3)のりしろはできるだけ付けておきましょう。
カット変わりにディゾルブを追加したくなった場合に、のりしろがないと変更ができなくなってしまいます。
(4)新たに、まとめて置いておく保存場所を指定。この場所は外付けHDDに指定を!
自分が忘れない場所に指定しましょう。
(5)新しくできるプロジェクトの名前と保存先を指定、【続ける】を押した時点で、
途中で止められなくなりますので、覚悟してクリック!
出来上がりは、新しいプロジェクトに、選択したシーケンスと、個別のフォルダの中にシーケンスで使用した部分の素材が入ってきます。
元のプロジェクトの素材のリンク先は新しいほうに変わっています。
この時点で、前に存在していた必要のないメディアは自動的に削除されています。
_l:HDDやソフトのトラブルでこの作業が中断してしまった場合、新しくメディアができる前に古いメディアが消えてしまう可能性があります。
危険と隣りあわせということも頭において置いてください。
(一番良いのは、最初からどこに保存したかをしっかり覚えておくことです!)
※この記事は予告なく変更することがあります。