Editing Support BOX
エディティングサポートボックス

編集設備の購入、既設システムの改修、増設に関するお問い合わせは、
編集システム構築の経験豊富な伊藤忠ケーブルシステムへご相談ください

ユーザー設定方法~OSD経由~

1つ星
読み込み中...
2024年4月5日
  • システム : 
  • 入出力BOX : 
  • Ver. 

マトリクスシステムではセキュリティ性を高めるために

<「ユーザー名」と「パスワード」でのログイン>

という段階を設けることが可能です。

本稿では上記をOSD経由で設定する場合の手順を記載しています。

 

※前提として「ログインしての運用」には下記設定いずれかが合わせて必要になります。

・「Configuration 」メニュー内「Access」 の項目内で「Force User Login」の有効化

⇒どのCONからOSDを開こうとしても必ずログインを行わないといけない

・各CONユニットに対する設定項目内で「Force Login」の有効化

⇒任意のCONからOSDを開いた場合に必ずログインを行わいといけない

 

※「Force Login」を活用しない場合は、例として一部のCPUへのアクセスを

 CONのアクセスコントロールと併用して特定のユーザーでのログインでしか

 アクセスできなくするといった運用も可能です。


①OSD画面を開き、[Esc]キー(透過型のOSDの場合は[F7]キー)を押すと

 メニュー画面へ遷移します。 矢印キーにて「Configuration」の項目を

 ハイライトさせ、[Enter] を押します。

 

 

②User=admin Password=adminでログインします。

 

③メニュー内の「User Data」を選択します。

 

④マウスもしくは[Tabキー]でカーソルを「New User」まで移動させ[Enter] を押します。

 

⑤下記項目を順に入力していきます。

<基本事項>

Name・・1~32文字以内で設定可能

Full Name・・1~32文字以内で設定可能

⇒Nameとは別のログイン用の名称を設定することが可能

※ NameとFull Nameは同じでも問題はありません

※「Priority」はデフォルトの「0」のままにして下さい

Password・・1~32文字以内で設定可能

※「#」から開始する事はできません

Repeat Password・・パスワードを確認のため再入力

 

<操作権限>

基本的には 3つの項目が全てデフォルトで「N 」のままの

「通常ユーザー」にして下さい。

必要であれば各ユーザーに対し下記の権限が付与できます。

 

Administrator・・何の制限なくマトリクスの設定変更や「Extended Switching」での

        遠隔切り替えが可能

Super User・・設定変更の権限はないが、アクセスコントロールの

       制限を受けずに「Extended Switching」での遠隔切り替えが可能

Power user・・CONのアクセスコントロールもしくはユーザーアクセスコントロールの 

       制限下で「Extended Switching」での遠隔切り替えが可能

       ※プライベートモードへの接続切り替え不可

<アクセスコントロール>

ユーザー毎にOSD画面内で接続可能なCPUの候補を設定できます。

当該CPUユニットを選択し、

Fキー(Full Access)・Vキー(Video Access)・Nキー(No Access)を

押して移動させます。

※なお、ユーザーアクセスコントロールを有効にするには、

「Configuration 」メニュー内の「Access」 の項目内で

「Enable User ACL」を有効にする必要があります。

※ユーザーアクセスコントロールはCONのアクセスコントロールより優位です。

 

⑥マウスもしくは[Tabキー]でカーソルを「Okay」まで移動させ[Enter] を押します。

 必要数のユーザー設定が完了したら、[Escキー]を押し、「Configuration 」メニューに

 戻り、メニュー内「Access」の項目内の「Auto Lgout」にて値を「-1」にします。

 こうすることで手動でのログアウトのが行われない限り、

   ログイン状態が維持されます。

⇒値がデフォルトの「0」のままだとログイン後にCPUと接続しても、

 ログインが解除されてしまいます。

  もし常時ログインの継続を避けたい場合は、一定時間経過後の自動ログアウトを

  設定することが可能です。「Configuration 」メニュー内の「Access」の項目内で

「Auto Disconnect」を有効にし、「Auto Logout」にて値を1~999の中から

  任意の「分数」を設定します。設定完了後は、マウスもしくは[Tabキー]でカーソルを

「Okay」まで移動させ[Enter] を押します。その後 [Escキー]を押し、

「Configuration 」メニューに戻ります。

 

⑦メニュー内の「Save」ボタンを押し、設定内容を保存します。

※「Save」を実行しないと、設定内容がマトリクスの電源 OFF/ON により

 消えてしまいます。

 

⑧「Force Login」が有効化されている場合はOSDを開こうとした時点で

 ログイン画面が表示されますが、「Force Login」が有効化されていない場合など

 手動でログインする際はOSDを開き、[Escキー]で遷移後、

    [F10]キーを押すと、ログイン画面が表示されます。

   ログイン後、ログイン名がOSDの左上に表示されるようになり、

   ログイン直後のメニュー内の「Switch」を選択すれば、

   CPUの選択が可能となります。また、ログインが維持されていて且つ

   ユーザーアクセスコントロールが有効化されている場合、

   ログイン以降に開かれるOSD画面内に表示されるCPUは

  そのアクセスコントロールに準じます。

  手動でのログアウトも同様にOSDを開き[Escキー]で遷移後、[F10]キーを押します。

※手動ででログアウトすると、自動的にDisconnectされます

 

 

※この記事は予告なく変更することがあります。

1つ星
読み込み中...