Editing Support BOX
エディティングサポートボックス
編集システム構築の経験豊富な伊藤忠ケーブルシステムへご相談ください
ユーザー設定方法~TeraTool経由~
- システム :
- 入出力BOX :
- Ver.
マトリクスシステムではセキュリティ性を高めるために
<「ユーザー名」と「パスワード」でのログイン>
という段階を設けることが可能です。
本稿では上記をTeraTool経由で設定する場合の手順を記載しています。
※前提として「ログインしての運用」には下記設定いずれかが合わせて必要になります。
・左側メニュー内「Access」 の項目内で「Force User Login」の有効化
⇒どのCONからOSDを開こうとしても必ずログインを行わないといけない
・各CONユニットに対する設定項目内で「Force Login」の有効化
⇒任意のCONからOSDを開いた場合に必ずログインを行わないといけない
※「Force Login」を活用しない場合は、例として一部のCPUへのアクセスを
CONのアクセスコントロールと併用して特定のユーザーでのログインでしか
アクセスできなくするといった運用も可能です。
①Tera Toolを起動させ、上部メニューバーの「Connect」を選択し、
IP Address / User / Password を入力後「Login」を選択します。
IP Address: 192.168.100.99
User: admin
Password: admin
※上記のIP Address / User / Password は デフォルト設定のものとなっております。
変更されている場合は、変更後の認証情報でログインして下さい。
<基本事項>
Name・・1~32文字以内で設定可能
Full Name・・1~32文字以内で設定可能
⇒Nameとは別のログイン用の名称を設定することが可能
※ NameとFull Nameは同じでも問題はありません
※「Priority」はデフォルトの「0」のままにして下さい
Password・・1~32文字以内で設定可能
※「#」から開始する事はできません
Repeat Password・・パスワードを確認のため再入力
<操作権限>
基本的には 3つの項目が全てデフォルトで「N 」のままの
「通常ユーザー」にして下さい。
必要であれば各ユーザーに対し下記の権限が付与できます。
Administrator・・何の制限なくマトリクスの設定変更や「Extended Switching」での
遠隔切り替えが可能
Super User・・設定変更の権限はないが、アクセスコントロールの
制限を受けずに「Extended Switching」での遠隔切り替えが可能
Power user・・CONのアクセスコントロールもしくはユーザーアクセスコントロールの
制限下で「Extended Switching」での遠隔切り替えが可能
※プライベートモードへの接続切り替え不可
<アクセスコントロール>
ユーザー毎にOSD画面内で接続可能なCPUの候補を設定できます。
当該CPUユニットを選択し、
Fキー(Full Access)・Vキー(Video Access)・Nキー(No Access)を
押して移動させます。
※なお、ユーザーアクセスコントロールを有効にするには、
「Configuration 」メニュー内の「Access」 の項目内で
「Enable User ACL」を有効にする必要があります。
※ユーザーアクセスコントロールはCONのアクセスコントロールより優位です。
④必要数のユーザー作成が完了したら、左側メニュー内「Access」の項目内の
「Auto Lgout」にて値を「-1」にします。
こうすることで手動でのログアウトのが行われない限り、
ログイン状態が維持されます。
⇒値が「0」のままだとログイン後にCPUと接続しても、
ログインが解除されてしまいます。
もし常時ログインの継続を避けたい場合は、一定時間経過後の自動ログアウトを
設定することが可能です。「Configuration 」メニュー内の「Access」の項目内で
「Auto Disconnect」を有効にし、「Auto Logout」にて値を1~999の中から
任意の「分数」を設定します。設定完了後は、右下の[Apply]を押します。
⑤一通りの設定変更が完了した際は、必ず上部ツールバー内の「 Remote Save」を
押し、設定の保存を行って下さい。
※「Save」を実行しないと、設定内容がマトリクスの電源 OFF/ON により
消えてしまいます。
⑥「Force Login」が有効化されている場合はOSDを開こうとした時点で
ログイン画面が表示されますが、「Force Login」が有効化されていない場合など
手動でログインする際はOSDを開き、[Escキー]で遷移後、
[F10]キーを押すと、ログイン画面が表示されます。
ログイン後、ログイン名がOSDの左上に表示されるようになり、
ログイン直後のメニュー内の「Switch」を選択すれば、
CPUの選択が可能となります。また、ログインが維持されていて且つ
ユーザーアクセスコントロールが有効化されている場合、
ログイン以降に開かれるOSD画面内に表示されるCPUは
そのアクセスコントロールに準じます。
手動でのログアウトも同様にOSDを開き[Escキー]で遷移後、[F10]キーを押します。
※手動ででログアウトすると、自動的にDisconnectされます
※この記事は予告なく変更することがあります。