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2024年9月13日
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本稿ではマトリクスを使用して一つのCPUユニットを複数のCONでシェアリングを

行う上での設定の掛け方や接続形態について列記致します。


①先取優先 / 後取優先

まず前提として既にCONが操作しているCPUに対して別のCONでも操作可能と

させるにあたり、既存の接続を優先させるのか後続の接続を優先させるのかを決める必要

があります。前者が先取優先となり、後者が後取優先となります。

<先取優先の場合>

後から接続してきたCONはビデオオンリーでの接続のみが可能となり、

操作権は移行されません。

<後取優先の場合>

・設定方法①

後から接続してきたCONが映像表示と操作権も掌握し、

既に接続していたCONはビデオオンリーの状態となります。

・設定方法②

後から接続してきたCONが映像表示と操作権も掌握し、

既に接続していたCONに対してはCPUとの接続を強制的に解除させます。

 

⇒なお、最も一般的なのは後取優先の設定方法①になります。

 

②接続形態

切り替え画面のOSDを開き接続先を決める際、

その形態としては3種類あります。

 

・フルアクセス

選択したCPUに対して映像表示と操作権を掌握します。

なお、フルアクセスした際に後取優先でビデオオンリーとなったCONがいる場合は

操作権の再取得方法は下記の3種類から設定可能です。

「マウス操作でのみ」

「キーボード操作でのみ」

「マウスとキーボード、どちらかによる操作」

 

・ビデオオンリー

操作はせず、ただ端末の映像表示だけ確認したい場合などに

使える接続形態です。

 

・プライベート

特定のCPUを独占する形での接続形態です。

全体的に後取優先の中でも一部排他的に使用したい端末がある場合などで

使える接続形態でです。

なお、解除は接続中の当該CON自身か遠隔切り替えによるものでしか行えません。

 

③アクセスコントロール

端末によってアクセスできるCONを制限したい場合に活用できる設定です。

制限の掛け方は

フルアクセス / ビデオオンリー / アクセス権なし

上記3つから設定可能となります。

 

④ユーザ設定

特定の端末を常時アクセス可能な状態にはせず、

かといって特定のCONからしアクセスできない形にはせず、

何かステップを踏むことで、どのCONからも操作可能な状態にしたいなどの場合に

活用できる設定です。

「ユーザー名とパスワード」という形でユーザー情報を作成し、

そのユーザーに紐づく形でアクセスコントロールを設定することで、

更に細かい制限の掛け方が可能となります。

※この記事は予告なく変更することがあります。

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