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ハードディスクを快適に動かすためには?

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2008年8月18日
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快適な編集を行うためには、編集環境を整えることがとても重要です。それは、気持ちの問題もあるし、ハード的な問題もあります。

気持ちの問題としては、レンダリング時間が長すぎて待ちくたびれたり、HDDの速度が遅すぎてコマ落ちしたりなど、編集環境から来るストレスを受ける可能性があるということです。

そしてハード的な面から言うと、キャプチャ用のHDDを正しく選び、正しく使用することがとても重要です。特にHD編集になると、ある程度のスピードが安定して出ないと、1レイヤーの再生すらできなくなってしまいます。



下記に、HDDの推奨設定を紹介します。

正しい環境で編集を行えば、コマ落ちしてイライラしたりすることも減ってくるでしょう。

気持ちを整えるには、まずはハード面からチェックしてみましょう。


 







1.フォーマットは「MacOS拡張」に


キャプチャに使用するHDDは、「MacOS拡張」でフォーマットしましょう。

システムディスクは、「MacOS拡張(ジャーナリング)」にしましょう。






ジャーナリング機能とは?



ジャーナリング機能は、電源が落ちてしまった場合やシステム障害などにより、読み書きが中断されてしまった場合のために、バックグラウンドでファイルシステムを保護しているシステムです。

何となくジャーナリング機能をONにしておいた方が安心のような気もしますが、常にバックグラウンドで動いているため、ディスクのアクセス速度などに影響が出る場合があります。

キャプチャや映像再生のように、ディスク速度がある程度必要な操作を行う場合には、これがコマ落ちなどの悪い方向に影響が出てしまう可能性があります。

ディスクの使用用途によって、ジャーナリングをONにするかOFFにするか、使い分けるようにしましょう。

参照:http://docs.info.apple.com/useful.html?artnum=107249-ja







2.OSの設定



(1)Spotlightの検索から除外

 キャプチャに使用するHDDは、Spotlight機能を無効にしましょう。

Spotlightの機能も、バックグラウンドで検索用のファイルを作成しています。






Spotlight除外方法



①「システム環境設定」から「Spotlight」を選択する

②「プライバシー」画面の左下+ボタンをクリックし、キャプチャに使用するHDDを追加する

③リストに追加されたら設定完了








(2)共有をOFF

共有設定はOFFにしておきましょう。

共有を許可していると、他のMacから知らずに書き込みされたり読み出されたりして、速度の低下につながります。




共有設定方法




OS:Leopardの場合

「システム環境設定」→「共有」→「ファイル共有」のチェックを外す

OS:Tigerの場合

「システム環境設定」→「共有」→「パーソナルファイル共有」チェックを外す









3.ファイルの保存場所


(1)システムディスクにはキャプチャしない

システムディスク(起動HDD)は、OSを動かしたり、アプリケーションを動かしたりと、忙しく動いています。その状態で、さらに映像ファイルのような重いファイルを読み書きさせるのは、かなり過酷な状態になります。

またシステムディスクの空き容量が少なくなると、OSが不安定になり、フリーズなどが頻繁に起こるようになる可能性もあります。

必ず、システムディスク以外のパーティション、もしくは外付けHDDにキャプチャしましょう。





(2)キャッシュ類は内蔵HDDへ

FCPを使用していると、必ず「波形キャッシュ」「サムネイルキャッシュ」「自動保存ボールド」の3つのキャッシュファイルが溜まっていきます。これらは1ファイルが数KB程度の小さなファイルです。ファイルが小さいため、あまり気に留めないかもしれませんが、これらをキャプチャ用の速度の速いHDDに一緒に入れてしまうと、HDDのパフォーマンスに影響が出る場合があります。



キャッシュ類は、内蔵HDDへ、そして作業が終了したプロジェクトのキャッシュファイルは捨てて下さい。

(溜め込んでおいても得することは特にありませんよ。)




保存先設定





「FinalCutuPro」メニュー⇒「システム設定」より「取り込み先ディスク」から設定



キャプチャ用HDDの設定もこちらから!








状況によっては、全ての設定は無理かもしれませんが、少しでも可能な限り、快適に操作できるように設定していきましょう!

※この記事は予告なく変更することがあります。

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