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故障したエクステンダーを予備機や代替機と交換するには?<TeraTool篇>

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2021年8月31日
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エクステンダーが故障した場合、壊れたエクステンダーの管理情報をを引き継いだ形で

予備機や代替機のエクステンダーに差し替えることが可能です。

方法としては、専用ソフトのTeraTool経由とOSD画面経由の2通りありますが、

このページでは前者についての説明を致します。


※注意事項※

・MatrixGridが組まれている場合、マスターのマトリクスから設定変更を行います。  

 Tratoolで「Master」とタブに表示されていうマトリクスを使用し、

 設定後は、サブのマトリクスにも反映されている事を確認します。


・MatrixGrid使用していない冗長型のシステムでは、

 マトリクス毎にそれぞれ同じ設定変更を行う必要があります。

<TeraToolを使用しての交換>

①予め当該CPUやCONそれぞれの接続先を全て解除しておきます

⇒「Hotkey+ Back-Space」のコマンド、TeraToolの使用、

   OSDのメニュー画面内「Extended Switch」からの「Disconnect」

⇒故障状況によりCONを使用しての接続解除ができない場合は、

 そのまま次の手順へ移行して下さい。

 

②交換対象のエクステンダーをマトリクスのKVMリンク接続から取り外し、

 予備機や代替機のエクステンダーをマトリクスのKVMリンク接続に取り付け、

 電源を入れます。

 

③TeraToolを立ち上げ、マトリクスと接続後「Extender & Devices」の項目を開き、

「Extender Assignment」のタブから交換対象のエクステンダーのIDと

 予備機や代替機それぞれに宛がわれているエクステンダーの割当を一旦解除します。

(動画内ではCPUを例にしています)

 

・予備機が事前にマトリクスへ登録されていれば任意の名前で一覧に表示されます。

・新しくマトリクスへ接続される予備機や代替機は自動的にCON/CPUが判別され

 シリアル番号の名称で表示されます。

・「Extender available」=未割当てのエクステンダー

・「Extender assigned」=当該IDに割当てられたエクステンダー
  

④交換対象のIDに対して予備機や代替機のエクステンダーを割り当てることで

 交換対象のIDに割当てられていた設定(アクセスコントロールやマクロ) が

    交換した予備機や代替機のエクステンダーに引き継がれます。

 交換対象のエクステンダーの割当ては予備機や代替機のIDへ移し、

 「Extender available」には残さないようにして下さい。

 

※「EXT Units」において表示される設定は、エクステンダー固有の設定であるため、

  割当の交換では引き継がれず、個別に設定が必要となります。

 

⑤ TeraTool上部の「Remote Save」で設定の保存後、下記の確認をお願いします。

CONを交換した場合: OSD画面上の名称が引き継がれたか
CPUを交換した場合: OSDのCPU一覧に当該エクステンダーが表示されているか

⇒最終的には通常のKVM接続を行い、動作的に問題がないかの確認もお願い致します。

 

※この記事は予告なく変更することがあります。

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