Editing Support BOX
エディティングサポートボックス
編集システム構築の経験豊富な伊藤忠ケーブルシステムへご相談ください
マトリクス間で設定を引き継ぐには?
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- 入出力BOX :
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使用しているマトリクスに対し修理や代替、もしくは買い替えなどにより
既存のものと入れ替える際、現状の設定=ステータスを
次のマトリクスへ引き継がせるには、事前にバックアップ用ファイルを
作成して頂く必要がございます。
※突然の故障に備えて、定期的に或いは大幅な設定変更を行った際などは、
バックアップファイルを取っておくのも有用かと思われます。
下記では、その作成方法をご紹介致します。
なお、作成には専用アプリケーションである「Tera Tool」が必須となります。
①Tera Toolを起動させ、上部メニューバーの「Connect」を選択し、
IP Address / User / Password を入力後「Login」を選択します。
IP Address: 192.168.100.99
User: admin
Password: admin
※上記のIP Address / User / Password は デフォルト設定のものとなっております。
変更されている場合は、変更後の認証情報でログインして下さい。
Password を入力後「File #1~#8」のうち任意のスロットを選び、保存します。
※[Default]は選択しないで下さい
③「Save Status File」を選択し、 任意の階層に保存先を選択し、
「Next」で次へ進んで下さい。その後「Anonymization」や「Save EXT User Setting」
といった項目画面に遷移し、チェックボックスが表示されますが、
チェックは不要のため、この二つの段階はそのまま「Next」で進んで下さい。
※「Anonymization」にチェックを入れてしまうと、
登録されているエクステンダーの情報を始め、
設定が匿名化されてしまい、バックアップの用途として使えなくなってしまいます
※「Save EXT User Setting」にチェックを入れてしまうと、
各エクステンダーに保存されている詳細設定(EDIDやHIDゴースティング、
パラメーターなど)を吸い上げる必要が発生し、その間そのエクステンダーは
サービスモードへ移行してしまい、運用中断の原因となってしまいます。
④緑色のチェックが全て表示されれば、 ステータスファイルの取得が完了し、
「Finish」で操作を終了させて下さい。
⑤取得したステータスファイルのzipフォルダー内にある「config01~08」という
DTCファイルが②で選択した「File #1~#8」に相当します。
⑥Tera Toolへ当該のcofigをドラップアンドドロップし、
再度①の操作で設定を引き継がせたいマトリクスへアクセスします。
再度②の操作を行った後、左側メニュー項目内の「Activate Configuration」へ移動し、
アップロードした設定の入っているスロットを選択し、
「Activate」を選択すれば、マトリクスがその設定を適用させるのに
再起動に入り、引き継ぎが完了します。
※再起動が必要になるため、運用に支障のないタイミングで行うよう、
ご注意下さい。
※この記事は予告なく変更することがあります。