Editing Support BOX
エディティングサポートボックス

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不具合発生時の確認ポイント~MTX経由~

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2024年4月1日
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 IHSEの不具合は、採用されているシステム環境依存でケースバイケースな面が

どうしてもあるため、問題の切り分けが非常に重要になってきます。

本稿では不具合発生時のファーストアプローチとしての確認ポイントを

列挙しておりますので、弊社へのお問い合わせの際ご参照下さい。


■基本確認事項

・当該ユニットの型番とシリアル

・障害発生に至るまでの経緯

・現症状、再発性

・ユニット自体及び周囲温度

・PCのOS

・接続形態(オプションボードの実装・使用有無)

・当該ユニットの映像コネクタ側のステータスLEDの光り方と色

・当該ユニットのLANポートのLEDの光り方(点滅or点灯)と色

・マトリクス側で当該ユニットが使用しているLANポートの光り方と色(点滅or点灯)

※LED各色参照先
 https://itochu-cable-systems.jp/esb/category/useful/ihse/2021/06/6438/

 

■はじめに行う切り分け

 

・マウス/キーボード操作の可否(ホットキーが効くかどうかも要確認)

※ホットキーとは・・・
KVMコマンド入力の起点となる特定のキー(デフォルトでは「左Shift」 )のことを指し、

それを2回連続で押すと、通常はキーボード上の「Caps Lock」「Scroll Lock」の

LEDが点滅します

⇒ マウスやキーボードが操作できない場合、別のマウスやキーボードを試す

 [他のIHSEでは動作しているものが望ましい]

⇒ 無線のマウス・キーボードやUSBハブ・ドックなどの使用有無

 ※基本的にどちらも使用するのは非推奨でユーザー様判断となっております

 

・OSD切り替え画面表示の有無

 

・映像出力の有無

 

・モニター名とPCが認識しているEDID名と使用解像度

 [モニターが検知している解像度が望ましい]

⇒ EDID名や出力解像度は、できる限り搭載されているグラフィックボードの

 コントロールパネル(IntelやNVIDIA)のディスプレイ設定から確認

 できない場合は各OSのディスプレイ設定内で認識されているディスプレイ名を確認

 また、モニターが受信している解像度については各本体側のメニューなどから確認

 

・当該ユニットの電源入り切りによる効果の有無

 

・PCの再起動(ホットリスタート)や電源オフ/オン(コールドスタート)による効果の有無

 

・ 他のCONまたはCPUへ切り替えた場合での症状変化の有無

⇒ 例①:当該ユニットがCONの場合、他のCPUへ切り替えられるのか否か

     切り替えられる場合、その症状が継続するのか否か

 

⇒ 例②:当該ユニットがCPUの場合、他のCONでそのCPUへFullAccessし、

               症状が継続するのか否か

 

 

※この記事は予告なく変更することがあります。

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