Editing Support BOX
エディティングサポートボックス
編集システム構築の経験豊富な伊藤忠ケーブルシステムへご相談ください
EDIDのリセット方法~TeraTool篇~
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IHSEのCPUユニットは、メーカーが作成した汎用的なEDID情報をデフォルトで
保有していますが、CONデバイスに繋がっているモニターのEDID情報に上書いて
使用することも可能です(注1)。
しかし、対応解像度の違うモニターが混在していたり、PC端末の入れ替えが行われたり
した場合などにおいて、CPUユニットが特定のモニターのEDID情報を保有したままで
いることが思わぬ弊害となってしまうこともあるため、
その際デフォルトのEDIDに一度戻すことが推奨されます。
リセットの方法は「手動」で行うのと「TeraTool経由」と2通りあり、
本稿では後者のご説明を致します。
※注釈1:KVMコマンドの「ホットキー✕2, <a>」を行うことでEDIDの書き換えが
行われます。MTX経由で行う場合は、必ず当該CPUとフルアクセスしている
CONユニットから行ってください。
①Tera Toolを起動させ、上部メニューバーの「Connect」を選択し、
IP Address / User / Password を入力後「Login」を選択します。
IP Address: 192.168.100.99
User: admin
Password: admin
※上記のIP Address / User / Password は デフォルト設定のものとなっております。
変更されている場合は、変更後の認証情報でログインして下さい。
② メニューバーの「Active Edit Mode」を選択し編集モードを有効化させてから、
左横メニュー内の「EXT Units」の項目を選択しEDIDを書き換えたいCPUのシリアルを
選択します。そして右側の「EDID」のタブを選択します。
※CPUがデュアルヘッド対応可能モデルの場合はEDIDのタブが2つになります。
③ 当該CPUが保持しているEDID情報の確認や上書き前のEDIDを保存したい場合は、
まず「Read」を押すことで現状確認ができ、「Save As」でファイルとして
抽出可能です。なお「Read」のタイミングで当該CPUからの映像表示が
消えてしまうため、運用中でない時に行って下さい。
④「Reset」を押し、処理が完了するのを待ちます。
※もし途中でエラーが発生した場合は、EDID送信が失敗したポップアップ表示を
確認したのち、CPUの電源を入り切りした上で再度お試し下さい。
⑤DVIやHDMIなどCPUのモデルにより、EDIDの書き換え作業完了後、
それを反映させるのに一度映像ケーブルの抜き挿しが必要となることがあるため、
それを行ったのちPC側でも認識されているEDID情報が変わっていることを
お確かめください。
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◮マトリクスやエクステンダーに実装されいるファームウェアバージョンにより
使用できる機能の有無や差異が発生する場合があるため予めご了承ください。
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※この記事は予告なく変更することがあります。