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Rec. 2020 BT. 709 色域ってなに?
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Rec.2020対応 ってなんのこと?
BT.709 とは? 色域って?
という方へ
色域って何?
解像度や輝度とごっちゃになりやすいですが、分けて考えましょう。
色域は、どれくらいの色を表現することが出来るのかを
Rec.709 Rec.2020等の、共通認識を持って説明するべく存在している単語です。
ざっくり解説すると、
例えば、塗り絵をしている時に
・12色の色鉛筆を使ったのか
・24色の色鉛筆を使ったのか
を伝えている、イメージです。
何色まで表現できる形式で、映像が作られているのかということですね。
映像の世界では、Rec.709や、Rec.2020と表します。
塗り絵だと、何色の色鉛筆を使ってるなんて情報が気になる人は少ないですが、
映像の場合は、とても重要です。
例えば、映像を見るためのモニターが、どの色を表現できるのか。
業界関係の方は、納品基準がどうなっているのかを確認する必要があると思います。
Rec.709より、Rec.2020の方が表現できる色の範囲が広いです。
主に緑色と、赤色のより鮮やかな部分が増えています。
他にも、印刷等で一般的なsRGBや、映画で使用するDCI-P3等々、
様々な色域がありますが、具体的な範囲を説明すると長くなるので控えます。
Rec.とBT.の違いは?
Rec.は、先ほど説明した通り、色域のことですね。
では、よくでてくるBT. はなんでしょうか?
BT.は、解像度も色域も輝度もひっくるめた規格のことです。
色域以外の項目も表しているので、色域だけ説明しているRec.とは全く違います。
いちいち、解像度は〜、色域は〜と説明するのは大変なので、
国際標準規格で決めてしまいました。
というのがBT.709やBT.2020、BT.2100です。
映像業界では有名な、ITU (国際電気通信連合)の規格です。
色域が広いRec.2020の方が綺麗な映像ってこと?
せっかくRec.2020で映像を作っても、みてくれる人のモニターがRec.2020に対応していないと意図している色が表示されません。
一般的に流通しているモニターは、まだまだRec.2020に対応しきれていません。
また、Rec.2020の色合いが派手すぎて好みではない。という方もいます。
Rec.709より、Rec.2020の方が人間が認識できる色を表現出来るはずなのですが。
実際に目で見ているものを、モニターで表現するのは難しいですね。
※この記事は予告なく変更することがあります。