The Customer

オランダ アップカウに本社を構えるLive Legends社は、様々なイベントのコンセプト開発を行っています。AwakeningsやDLDK（Don't Let Daddy Know）といった世界的にも有名なフェスティバルを始め、Philips、Vopak、Microsoftといった大手企業のビジネスカンファレンスにもサービスを提供しています。新製品の発表イベントからコンサート、テレビ番組、ミュージカルなど、多岐にわたる業界で事業を展開しています。

The Solution

PGIでは、ビデオディスプレイとして680平方メートルの大型LEDスクリーンと、合計48台の30,000ルーメンのレーザープロジェクターが使用されました。膨大な数のピクセルを含むコンテンツを提供するため、8台のdisguise社製メディアサーバーがサーバー室に纏めて設置されました。

通常、小さなイベントでのオペレーションはとても簡素化されています。1台のメディアサーバーを1式のモニター・マウス・キーボードを使って一人のオペレーターが操作します。しかしPGIでは複数台のメディアサーバーが必要となることは明白でした。通常メディアサーバーを追加するとなると、その分のモニター・マウス・キーボードも追加しなければなりません。

「少数のオペレーターがチームを組んで、複数のメディアサーバーを使って作業を行う必要がありましたが、モニター・マウス・キーボードがそれぞれのメディアサーバーと1対1で接続されていると、とても不便です。オペレーターが操作するサーバーは頻繁に変わりますが、都度、異なる専用のキーボード・マウスを使わなければならないとなると、大音量の音楽が流れる暗闇の中で、操作したいキーボード・マウスをすばやく間違わずに選択することは、とても難しい場合があります。」
Live Legend シニアメディアサーバー/ビデオスペシャリスト Davevan Roons氏
「そこで私たちはIHSE KVMシステムを導入し、使用するメディアサーバーの台数に関わらず操作画面を3つのモニターで構成し、1式のキーボード・マウスで全てのメディアサーバーを操作できる新しい環境を構築することにしました。オペレーターとメディアサーバーを繋ぐKVMシステムは画質の劣化が無く安定して動作し、操作するメディアサーバーを即座に切り替えることが出来、かつ、信号に遅延を生じないものが必要でした。ソフトウェアを用いたソリューションでは、グラフィックソフトウェアの負荷が高すぎて処理能力を大量に消費してしまい、またIPを使うことで遅延も生じてしまいます。このため、独自のインフラストラクチャを備えたIHSE KVMシステムがどうしても必要でした。」

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