オートメーション ファイルトランスコーダ
Vantage
Vantageは、高速かつ高品質なオートメーション ファイルトランスコーダです。複数フォーマットへの同時トランスコードやワークフローの自動化を可能にし、効率的な制作が行えます。4Kフォーマットを含む120以上の多種多様なビデオ/オーディオフォーマットのファイル形式に対応しており、サードパーティー製システムとの連携も可能な各種オプション機能も提供しています。また、REST/SOAPによる、他システムとのWeb API連携にも対応しています。
業界を問わないフォーマットサポート
4Kフォーマットを含む120以上の多種多様なビデオ/オーディオフォーマットのファイルタイプをサポートしています。モバイル/WEB/編集/放送/OTTなど、用途に応じた入力·出力フォーマットに対応し、新たなフォーマットにもバージョンアップにより迅速に対応予定です。
運用に応じた自動化
トランスコードに関連する大量ファイル処理を自動化する「ワークフロー作成機能」を持ち、メタデータの読み取りやファイル解析を行うことで、目的に応じて自動処理を分岐・最適化し、人的リソースを削減します。
ロードバランシング機能
シングルサーバー構成からマルチサーバー構成まで、柔軟なシステム構成が可能です。また、ロードバランシング機能により自動処理を段階ごとに分解して複数サーバーに振り分けて処理を行い、問題発生時にはフェイルオーバーし自動復旧するため、安定したワークフロー運用ができます。 スケールアウト時にも、システムを停止することなくサーバー増設が可能です。
最新Vantage 8.0 UP2の新機能
Flip64にてCanopus HQ/HQX対応
Dolby Vision(V-HDR-DOVIオプション)
Dolby ATMOS(Object Audio Licenseオプション)
HDRとSDRの間の変換を可能にするハイダイナミックレンジコンテンツのフルサポート
SDR⇔HDRフォーマット間のColor space conversion機能が追加されました。
Vantage Cloud Port 利用可能
オンプレVantageワークフローのトランスコード処理等をSaaS型サービスのTelestream Cloud※上で実行できます。サーバリソース状況やファイルサイズ、ファイルフォーマットによりCloud環境で処理を行うのかオンプレ環境で処理を行うかなどの分岐も可能です。Cloud Modeに設定している処理は専用アプリケーションから確認可能でCloud処理における費用も確認することができます。
※SaaS型サービスのTelestream Cloudの詳細はお問い合わせください。
IMF Producer アプリケーション利用可能(オプション)
Adobe Premiere Plugin経由で、編集済みシーケンスからCPLを出力可能です。
出力されたCPLを元にComplex IMFまたはSimple IMFを生成することができます。
Vantage Media Manager アプリケーション利用可能(オプション)
メディアの検索/閲覧、プレビュー、並べ替え、メタデータの入力、Vantageワークフローへの送信機能を提供するアプリケーションです。
- カメラカードのコンテンツサポート
- 整理されていないメディアディレクトリ内からの迅速なメディア検索が可能
- ファイルをVantageワークフローに送信する前に、トリムポイントを設定し切り出しやスティッチが可能
サードパーティー製品との連携
多種多様なサードパーティー製品との連携が可能です。
- ノンリニア、ビデオサーバ、カムコーダ、NAS/SANのファイルシステム·フォーマット対応
- 他システムとのWeb API連携(REST、SOAP、XML)
- AVID Interplay/ISIS/NEXISへのトランスコード結果自動チェックイン、Interplay Folder/Media Central Folderの監視による直接トランスコード、メタデータ取り込み
- AVID Media Composer連携(レンダリングせずにVantageに送信)
- Adobe Premiere Proからシーケンス、クリップ、またはタイムラインを直接Vantageへ送信(Adobe Premiere Panel)
- QCツールの実行および解析結果、レポートの取得(Venera Technologies製Pulsar、Interra System製Baton、Aurora、VidChecker)
- トランスコードファイルをファイル転送製品に送信(Aspera、Signiant、FileCatalyst)
製品構成
あらゆるニーズに応えるため、基本ソフトウエアに必要なオプションライセンスを加え、柔軟に構築ができます。サーバーは、専用サーバー「Lightspeed Server」を使用することで、GPU処理による高速動作が可能になります。
※汎用サーバーでの運用も可能です。
A:基本ソフトウエア ライセンス
- Transcode
Web & Mobile / MPEG2 VOD / 編集フォーマット / H.264 / ProRes / WMV 等の生成が可能なソフトウエア - Transcode Pro
Transcodeの機能に、プロ仕様のMFXファイルへの出力機能がプラスされたソフトウエア - Transcode Multiscreen
OTT/マルチスクリーン用アダブティブビットレートにも対応し、複数の解像度/ビットレートファイルを自動生成可能なソフトウエア
※サーバーは、専用サーバー「Lightspeed Server」を推奨
【対応フォーマット】
Apple HLS、Adobe Dynamic Streaming、Microsoft Smooth Streaming、MPEG-DASH、MP4、MOV - Transcode IPTV/VOD
IPTV用に受信機側に合わせたトランスポートストリーム多重ファイルの生成が可能なソフトウエア
※サーバーは、専用サーバー「Lightspeed Server」を推奨
【対応フォーマット】
MPEG2, H.264, H.265エンコーディング
B:オプション ライセンス
解析
- Analysis
LOUNDNESS値の測定や補正をはじめとした解析機能
解析結果に応じた分岐処理をワークフローに反映し、トランスコードパラメーターの適用に使用可能
【検出項目】
ビットレート/コンテナタイプ/ファイルサイズ/ハッシュ値/メタデータ解析/アスペクトレシオ/デュレーション/コーデック/サンプルレート/チャンネル数/オーディオビット等
【検出項目】
黒味/テレシネ/カラーレベル/レターボックス/サイドパネル/フィールドオーダー/映像レベル/音声レベル/ラウドネス測定/マクロブロック/HDRメタデータ等 - Analysis Pro
Analysisの機能に加え、PDFレポートの出力/MediaInfoを利用した解析結果の取得/ドルビーE検出が可能
フレーム変換/アップダウンスケーリング
- Tachyon
異なるフレームレートや解像度を必要とするコンテンツに最適な、高度なプルダウン除去/フレームレート変換機能 - Dark Energy
クラス最高品質のノイズ除去機能を備えたアップ/ダウンスケーリング機能
・HD (2K) → UHD (4K) アップスケーリング
・UHD (4K) → HD (2K) ダウンサンプリング
※専用サーバー「Lightspeed Server」が必要
サードパーティ
- Avid Media Composer 連携
レンダリングをせずにVantageファイルの送信が可能 - Avid Interplay 連携
Avid Interplay/ISIS/NEXISへのトランスコード結果自動チェックイン
Interplay Folder/Media Central Folderの監視による直接トランスコード/メタデータ取り込みが可能 - Pulsar / Baton 連携
QCツールPulsar / Baton の実行および解析結果/レポートの取得が可能
インジェスト
- Camera Ingest
カメラメディアからショットを自動取り込み/ステッチで編集時間を節約
カードリーダーまたは共有ストレージからショット読み込み可能
カメラで収録した素材を結合/黒味挿入し結合/分割等自由な形で取り込み可能
【対応カメラフォーマット】
Panasonic P2 (DV、AVC-Intra、Ultra) / Sony (IMX、XDCAM、HD/EX、and XAVC) / Canon 5、C、XF series (MOV and MXF) / GoPro / RED R3D files
その他、多くのオプション機能があります。
詳細は、お問い合わせください。
C:ハードウエア
- アプライアンスサーバ Lightspeed Server G5/G6
アプライアンスサーバ (専用ハードウェア) を使用することで、GPUアクセラレーションが有効になり, 更に高速処理が可能 - マルチチャンネルビデオキャプチャ Lightspeed Live Capture
Vantageと組合せて使用することで、追っかけトランスコードに対応