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Hardingの解析結果が異なる

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同じHardingFPAで解析したのに、結果が異なる。
HardingFPAと、Pulsar 、QuasarのHarding結果が異なる。
複数回の内、数回失格になる。等
この場合に考えられる要因をまとめました。
 
前提として、HardingFPAの目的は、光過敏性発作を起こす可能性のある映像を事前に発見し、事故を未然に防ぐことです。
複数回解析して1度でも失格になるコンテンツは、失格値ギリギリのコンテンツです。
ガイドラインによっては、警告値範囲が続くコンテンツを失格にする項目もあります。
事故を未然に防ぐためにも、該当のコンテンツは修正することを推奨いたします。
イギリスの法律では、放送業者は映像コンテンツを必ず「Ofcom」で解析することになっています。
 
 
・使用している解析エンジンのバージョンが違う
 解析エンジンが異なるバージョンを使用していないでしょうか?
 アプリのバージョンと、解析エンジンのバージョンは異なります。
 解析エンジンのバージョンは、証明書1ページ目のフッターで確認できます。
 ちなみに現在の最新は3.5.0です。(2025年1月31日現在)
 
 
・ベースバンドで複数回解析している内の数回だけ失格になる
 ベースバンド解析では、状況次第で僅かに結果が異なることがあります。
 機材の違い、受け側のカードの違い、さまざまな要因から僅かな差が発生します。
 この僅かな差で失格になるコンテンツは、修正することをおすすめします。
 
 
・最新バージョンを使用していない
 HardingFPAは、各ガイドラインに沿ったコンテンツかどうかを解析しています。
 過去のバージョンより、最新バージョンの方が、よりガイドラインに沿った結果を反映することができます。
 さまざまな事情があるとは存じますが、CRSとしては最新バージョンを使用する事を推奨しています。
 
 
・HardingFPA PluginとHarding Desktop、Harding Serverの違い
 HardingFPA Pluginは、編集ソフト上でHarding解析が行える便利なソフトウェアです。しかし、Pluginで解析した際の映像と、編集ソフトで書き出した映像は、別のファイルになるため、解析結果に差が出ることがあります。
 
  
・Pulsar、QuasarとHardingでのファイル取扱の違い
 Pulsarでは、オプションを追加することでHarding解析を行えるようになります。しかし、PulsarはVenera、HardingはCRSと別の会社の製品のため、ファイルの取り扱い方法に差がございます。また、その明確な違いについては、企業秘密のため詳細が明かされることはありません。
 そのため、失格ギリギリのファイルを解析した場合には、結果が異なる可能性があります。
 
 

※この記事は予告なく変更することがあります。

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