高額賞金がかかった大会が数多く実施され、世界中で盛り上がりをみせているe-sports。競技人口は増え続け「e-sports（エレクトロニック・スポーツ）」という名前で親しまれ、まるでオリンピックやワールドカップさながらの盛り上がりを見せています。会場では、熱い戦いが繰り広げられるライブ映像が大画面に映し出され、観客は熱気で包まれます。また、ゲームの模様はオンラインでライブ中継され、プレゼンターによる実況や解説も行われます。

The Solution

IHSE KVMシステムは「高フレームレート信号の延長」「遅延を感じさせない高い操作性」「黒味の出ないシームレスなソース信号の切り替え」といった、ライブ環境で行われるe-sportsイベントからの厳しい要求を満たす、優れたソリューションを提供します。映像の劣化や遅延を生じることなく、ゲーミングPCから出力される240 Hz / 1080pのフォーマットを維持したまま、ゲーミングPCと操作卓の物理的な延長を可能にします。また240Hzから60Hzへのリアルタイムによるフレーム変換機能を内蔵したことで、ゲーミングPCからの出力映像を切り替えてビデオウォールに表示させたり、オンライン放送やソーシャルメディアを使った同時配信に使用したりすることも可能になります。

Highlights

• 240Hz-60Hz変換に対応
• 遅延を感じさせない優れた操作性
• ビデオと同様にオーディオの延長も可能
• 1080から最大4Kまでの解像度に対応
• USB2.0/USB3.1の延長にも対応
• ストレスのないスムーズなソースの切り替え
• 冗長性を始めとする豊富なオプション類

会場内でのワークフロー

Draco Ultra KVMエクステンダー は、プレイアビリティを阻害することなく、ゲーミングPCとプレイヤー間の物理的な延長を可能にします。ステージ上のプレイヤーは延長による遅延などで高度な操作テクニックを邪魔されることなく、ストレスなく対戦に集中できます。またKVMマトリックススイッチ を使用することで、プレイヤーごとの対戦映像はもちろん、録画された決定的なシーンや重要なシーンを選択、瞬時に切り替えて大型ディスプレイに映し出すことが可能になります。これにより、ハイライトシーンをステージ上の巨大なビデオウォールに投映しながらプレゼンターが解説を加える。といった、効果的な演出を施すことができます。

ストリーミングやライブ放送におけるワークフロー

映像配信ではさまざまな放送機材を使ってシステム全体が構成されます。IHSE KVMシステムの使用により、制作チームのエンジニアは全過程を通じて最高品質のイベント映像を制作することができます。Draco KVMエクステンダーが、ゲーミングPCが出力する240Hz / 1080p信号と一般的なHD信号のフレームレートをリアルタイムにロスなく変換することで、オリジナルのクオリティを維持したまま対戦の様子をライブ放送することが可能になります。

サーバー室での一括管理

ゲーミングPCをサーバー室で一括して管理するメリットは計り知れません。ゲーミングPCを含めたハードウェアをサーバー室内に集約することにより、全ての機器は埃から守られ、最適な温度で管理されます。また同時に高いセキュリティ性も担保されます。ゲーミングPCとプレイヤーの間に物理的な距離が生じることになりますが、Draco Ultra KVMエクステンダーを介すことで、プレイヤーのパフォーマンスが阻害される心配は無くなります。視覚的にロスレスな高解像度ビデオと、まるで足元にあるコンピュータを操作しているかのような自然な操作感が、プレイヤーが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう強力にバックアップします。

大型モニターへの送出

IHSE KVMマトリックススイッチを使用することで、任意のプレイヤーの対戦映像をステージ上の大型モニターやビデオウォールに映し出したり、また、ライブ映像と録画されたハイライトシーンを瞬時に切り替えて表示させたりすることが可能となり、よりタイムリーでドラマチックな演出が会場全体の盛り上がりを後押しします。プログラム可能なシンプルなキーボードコマンドによる操作が、制作スタッフによるミスのない確実なオペレーションをサポートします。